G・A作戦準備室

サークル重力天使のほめぱげ。主にダラダラとした告知とかキッチリとしたどうでも良い話。      発行する同人誌には18禁の物もありますが、ここは全年齢なのです。

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コミケの告知とシン・ゴジラの話

いつもどおりの感じでコミケの告知でございます。いつもどおりにいつもどおりな本でございます。お値段もいつもどおり500円を予定しております。





んで、シン・ゴジラですよ。ネタバレは追記に折りたたむので、普通に映画としての評価は100点満点で100点です。良いエンタメ映画です。

庵野秀明コノヤロウ、テメェ、ふざけんじゃねぇぞ!!!


誰が100点満点で100点取れつったんだ!! 東宝か? 東宝のえらいヤツか? 金持ってるヤツに言われたのか!?
庵野秀明に我々めんどくさいオタクが求めるのは100点の答案ではない。マイナス300点のクソみたいな答案用紙か、ファミ通クロスレビュー2億点です。
この前提があった上で色々感想とか書きます。
あとパンフ買えなかったので細かい部分や名称なんかは大分間違っていると思いますが、ご容赦ください。

・徹底したリアル志向
兵器運用、人の流れ、政治、SNS、世界情勢、経済、実験兵器の活用及び運用などの時間、これら作劇において描かれる数々の動きは(SF的ご都合主義はあるのが前提ですが)かなりリアリティがあります。特に、兵器運用と政治家の動きなどはかなり慎重に計算されていると思えます。

あるネタバレ的コメントで「政治家や官僚の動きや自衛隊の運用が右寄り過ぎる」と言う内容を散見しましたが、現実的にああいった異例の大災害、怪獣の出現と言う想定外の事件事故が発生した場合、必然的に与党中心で動きます。リスクマネジメントと言う点から政治家や官僚たちの動きは動脈硬化のように会議を開くし、動き出せば素早いです。
311の際の初動対応も「色々あるが、とりあえず人を動かす、機械を動かす。前例の無いものは後からどうにかしてこじつけたりする」と言う物が多くの人の記憶に新しいと思われます。
作中の政治家が我々現代人の想定する与党よりかは「もうちょいマシ」な感じはありますが、大体ああ言うような会議や序列で物事が決められたり有識者会合が開かれるであろう、と言う「SFマニア、政治マニアなら分かって当然だろう?」と言ったシナリオが序盤展開されたと見受けられます。

自衛隊の各種運用ですが、おそらくはあれはほぼ間違っていないように見受けられます。
特に第一回目の上陸時、コブラによる射撃作戦は間違いないでしょう。作中で描かれたのは品川駅の南側あたりだと思われます。高層ビルが多数立ち並ぶ一方で、大量の線路があり、平地。言うならば「地盤や岩盤のモロい渓谷に誘い込んで迎撃」と言う策を取ったと考えられます。
あの状況下であれば流れ弾は周辺の高層ビル群に着弾しますし、大量の路線があるのでモロモロの「後片付け」が最小限に出来る理想的な迎撃ポイントだったと思われます。実際の作中では「人の退避が遅れている」と言う理由で射撃は中止されますが、これも正しい。あの辺りは地価が高く、富裕層や勤め人ばかりの土地と思われがちですが、昔から周囲に住んでいる高齢者の方もたくさんいます。たしか劇中でもお年寄りご夫婦が踏切のあたりで足場を取られていたため、射撃が出来ませんでした。
十二分にあり得るシーンです。つまり「映画的都合ではあるが、実際にそれは起こりうる事態」であり、マニアからすれば「リアリティ」なのです。

・自衛隊の扱い
身内に勤めていた人がいる人間としてやはり一番気になる描写でしたが、特に目立って「おかしいですよ!!」と十代の頃の阪口大助のように叫ぶ描写は見受けられませんでした。それでもあえて重箱の隅を突くような話になります。

第二回上陸の迎撃作戦でF-2が出撃しましたが、なぜ都内に最寄りの筑波ではなく三沢の部隊なのか。運用機体数の問題などもあるのだろうが、それであれば松島などでも運用している。なぜ三沢基地所属の部隊を選択したのか。
この部分に関しては少々疑問符がつく所ではあります。

・セルフオマージュ
対策本部室が作られた時に思わず劇場でもクスクス笑いが上がったシーン。それもそのはず……
DECISIVE BATTLE じゃねぇか、バカヤロウ!!!
みんな大好き、デンデンドンドンドンがこれでもかと作戦会議室に響き渡る。
おい、庵野秀明、ちょっとそこに座れと言いたい。良いからちょっと座れと言いたい。オマージュやパロディは特撮やSFでは当たり前の文法だとみんな分かる。だからってここまで露骨にやるのかと。よくやった、やり過ぎだ、そのまま使うバカがあるか、色々と言いたい言葉が浮かぶが、ちょっとここで冷静に考えよう。
世間のボクらみたいなオタクではない人にとって庵野秀明とはなんだと、考える。まぁ、エヴァンゲリヲンの人ですよ。じゃあ、それで最も印象的だった物とは何か。
これが「映画、映像と言う商売である、商品である」と考えた瞬間に庵野秀明は自らの持っている最大の武器を惜しげも無く投入してきた。これは上手い。商売として大変に上手い。
他にもある。閣僚会議が終わった後のエレベーターシーン。これはTV版エヴァでも都度都度出てきたネルフエレベーターだ。
ゴジラが進撃し、地響きとともに揺れる電線、海水に押し流される船、車。架線越しに見る異形な巨大生物。etcetcetctetc.........
ああ、そうだ、これは全部見たことがある。
トップをねらえだ。オネアミスだ。ナディアだ。そしてエヴァだと。これを作ったのは庵野秀明だと嫌でも分からされる映像角度、画面作りがそこにある。そうだよ、庵野さん、分かってる「その角度で見るゴジラってかっこいいんですよ」と言う数々の縮尺、角度、ピント。全てが百点なんです。

・で、お前は結局何が言いたいんだ
おい、庵野秀明! もうやめろ! ボクより面白いものを創ってくれるな! もういっそ死んでくれ!! いや、シン・エヴァ終わらせるまでは死ぬな!! だが次のテストは4億点の答案を持ってきてくれ。金は払うから

・さらなる追記
随所に出てくる単語がもうズルい。城南大学とか。
あとは「そうそう、こういう絵が欲しい」と言う積極的なパロディが非常に多いです。
ジャーナリストへの情報リークのシーンなどはその最たるものでしょう。刑事ものでの定番のヤツとか、パニックものでいつものヤツとか、そういったシネフィル、映像マニア向けのパロディもかなりあります。

おそらく全て解説しているサイトやブログ記事などは存在しないでしょう。なぜならば、庵野秀明はクソがつくほどのめんどくさいオタクだから。そういった映像を脳に刷り込んでいるオタクだから。山程のアニメと海ほど深い特撮の知識と経験、空ほどの広さの映像を網羅したオタクだから。きっと彼じゃなかったら出来なかった。決してシン・ゴジラはオタク向けに作られた作品ではない。
一般の普通に会社行って、帰って、寝て、そんな生活を続けて週の休みに恋人とデートして、みたいな良くある普通の人が見ても理解可能な映像が作られている。
説明が出来るオタクはいるし、きっとボクのように解説したり、考察したりするマニアの視聴に十二分に対応可能でありつつ、そういったオタクではない人の視聴を前提とした映画だ。

これが商売なのだと、映画好きを納得させるだけの代物です。


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