G・A作戦準備室

サークル重力天使のほめぱげ。主にダラダラとした告知とかキッチリとしたどうでも良い話。      発行する同人誌には18禁の物もありますが、ここは全年齢なのです。

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Boot 2

頭痛が止まない。
いっそ、目の前のカッターナイフをこめかみに突き立ててしまいたくなるような衝動に狩られる。
エラーコードと古い構文、何の目的で規制されたのか分からない虫食いと破損箇所の補填。
やっている事があまりにも下らない。
そりゃあ、頭痛にも悩まされる。


病んでしまえば良いとも考える。
個人的な感情だけで生き抜ける状況ではないのだと分かっているからこそ、考えたくもなる。
生物として考えた時に人間の行く末など、既に決まっているのだ。
それでも遺産発掘などと言う消費行動を抑えられない。
旧世紀の時代には数十億も生きていたのだと伝え聞くが、そこまで増えたからこそ『間引かれた』のだ。
こんな仕事だからこそ、ひしひしとそれを痛感する。
かつての我々は栄華を極め過ぎたが故に傲慢となり、連鎖を壊し、管理し、共食いを始めたのだと。
その確固たる証拠を残す惨状は未だに消える事無く残っている。
『魔術大戦』、『箱舟計画』、『時空因果律調整機構』……
そしてその究極が『ex-A建造計画』まさにそれこそが人類の負の歴史の集大成だと今を生きる人々の誰もが知っている。



過去にあった話だ。人々は互いの利権や欲のために殺し合いの極限として『巨大ロボット』で殺しあった。
結果として付いてきた技術革新やエネルギー革命は実の所として、資源を食い潰し、無駄に血を流し、大地を焼き、西暦の廃棄と言う事態に至った。
当時の事を示す爪痕は各地に残っているが、その資料となると正直に言えば皆無に等しかった。
そこで、私達の出番だ。知的資料として残る物を探し出し、研究して検証する。『恐ろしく酷い。まるで地獄絵図だ』とは人々が伝えていった結果の心象でしかなく、その真相など誰一人として知識として知っている物事ではない。
ようするに……私達は負の遺産を探し出して、自らの祖先達の愚かさを哀れみ、それを娯楽として消費していると言う。余りにも不毛な生き物なのだ。
『糞喰らい』まさにその通りだ。私達など……早く滅べば良い。


頭痛がまるで止まない。
やはり、先程思った通りにカッターナイフを脳に突き立ててしまえば良かったと独り言を漏らす。無論冗談だが……衝動に狩られて、実行してしまえば良かったと思う。
仕方が無いので、常備薬の痛み止めに手を伸ばす。
泥のようになったコーヒーでそれを飲み下し、ため息をつく。
私は何をしているのだろうか。
即効性故に眠気すら伴う程の効き目だが、まるで夢と現実の間を漂うような心地良さが慣れてくると気持ちが良い。




Flip・Flop
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